採血後のしびれ(神経麻痺)について2

しびれ


今回のテーマに関して、
あくまで私一個人の見解であることを
予めご了承願います。

さて、前回は採血後の痺れが一体どのようなものなのか、
解剖学的や背景についてだらだらと書いた。
今回の記事では、自分の身を守るための術を記そうと思う。

1我儘になるのが一番
2記録を残すこと


1我儘になる、とは簡単にいうと
採血の担当者は完全にランダムである。
料理などを食べるときはお金を出せば出すほどいい料理がくるが、
残念ながら医療は皆保険制度であるため一律の金額で、
受ける医療は運次第というところである。

例えば消化器内科の内視鏡にいる通称「魔女」
(筆者がまだまだ若くて研修医1年目だが採血の本を2冊は読み、
日々自分自身の腕で採血練習をし、まあ中の中ぐらいの実力となったが・・・
長いので後日また書きます。要はものすごく上手な人)
に運よく当たる時もあれば、
逆に新人のポッと出でまだまだ未熟なスキルの人であったりするときなど
誰に採血されるのかは正直、である。

もちろん、全部が全部ベテランがこなしていれば、
新人が育たず長い目でみたときに、経験の無いベテラン(笑)が
大量に生み出されることとなり、それはそれで全体の不利益となるが…
要は明らかな手技が不安定であったり、最初の段階で怪しい匂いがする場合は
素直にベテランの人に代わってもらうように申告するのはありではと思う。

この時に気をつけるべきポイントは、その伝え方である。
ただただ要望のみを我儘に言ってしまえば、
「あ、この患者やばい」「ブラックリスト入りやな」となり
その後に受ける医療に差し障る可能性がある。
柔らかく、しかし要望を伝えて安全な採血を受けるように
希望するのはありかなと思う。
(ベテランだからといって必ず成功するとも限らないのであしからず)


2記録する
、というのは、要は本当に、
仮に神経障害的な障害が生じた場合には
その日あったこととその後の経過を記録することである。
あなたが運よくその後すぐに診察してもらったり、
しっかりと話を聞いてもらい記録をしてもらることができたならば
それは宝くじで2等以上当選するほどの幸運だと思ってもらいたい。

基本的に採血でなにかしらの問題があっても、
診察自体は整形外科の対象となる。
正直どんなに笑顔であっても整形外科の先生は心の中で・・・・・(以下略
もちろん、私はしっかりと記録してます(ドヤ

ですがやはり完全な記録はできてないことも十分有り得ます。
あとから振り返った時医師のカルテのみが証拠となってしまうので、
それに対抗するとき、あなたの口頭だけでは弱いのが事実です。
もし身を守るのであれば日記でもよいし、パソコンのワード機能など
日付が残るような媒体で残したり、
採血後の腕を写真で撮る等したらよいかもしれません。

以上が身を守る方法でした。
うん、確実に全国の医療者の何人かを敵に回した気がする。
まあ、なぜここまで書くかについてはまた後日。

最後までお読み頂きありがとうございます!
イイネ、コメント、リクエスト、個別相談等
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Dr.ペンギン

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